【これからの見通し】昨日の米CPI後のドル高相場、週末に向けた継続性はどうか 昨日の海外市場では9月米消費者物価指数が注目を浴びた。結果は前年比+3.7%と市場予想+3.6%を上回り、前回8月並みの水準となった。市場反応は米債利回り上昇とともにドル高の動きが広がった経緯がある。今週の米FOMC議事録が慎重なトーンと受け止められ、米利上げ停止観測が広がるなかで発表された根強いインフレ結果とあって、市場は直近まで蓄積してきたドル売りポジションの巻き返しを余儀なくされたようだ。 きょうは米輸入物価指数(9月)、同輸出物価指数(9月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(10月)などの発表が予定されている。輸入物価指数は前年比-1.4%と予想されており、低下傾向が続く見込み。ミシガン大学消費者信頼感指数は67.1と前回の38.1から低下する見込み。ただ、昨日の米消費者物価指数ほどの注目度はなく、市場に対するインパクトは限定されそうだ。 前日のドル高の動きが週末に向けてどの程度の強さを維持するのか。再びドル安の流れに押し戻されるのか。米株式・債券動向とともに神経質な相場展開が予想される。 このあとのロンドン市場では、フランス消費者物価指数(確報値)(9月)、ユーロ圏鉱工業生産指数(8月)が発表される。NY市場にかかる時間帯には、ラガルドECB総裁、ゲオルギエバIMF専務理事、IMF世銀年次総会で世界経済について議論、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が米経済見通しについて講演、カンリフ英中銀副総裁が国際金融協会(IIF)で講演の予定。きょうはJPモルガン、ウェルズファーゴ、シティ、ブラックロックといった大手米金融機関などの決算が発表される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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