きょうのNY為替市場、この日発表の9月の米小売売上高が予想を上回る強い内容となり、米国債利回りの上昇と伴にドル円も買いの反応が見られている。ただ、ドル高の反応までは見られず、基本的には様子見の雰囲気が強い。 中東情勢は依然として緊迫化しているものの、外交努力が続いていることもあり、市場もひとまず行方を見守っているようだ。そのような中でドルと円の方向感が同じであることから、ドル円の値動きは膠着している。 今週は19日にパウエルFRB議長が講演を予定。この日の小売売上高を含めて、インフレ関連指標は根強いインフレを示唆しているものの、市場はFRBの姿勢に変化はないと見ているようだ。議長の発言も同様の雰囲気になるとの観測も広がっている。 一方、ロンドン時間に、日銀の24年度の物価見通しは2%以上に上方修正の公算大きいと伝わった。日銀が今月末に開催する金融政策決定会合で議論する最新の展望リポートで、23年度と24年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)が上方修正となる公算が大きいという。報道が伝わった直後にドル円は円高に敏感に反応し、瞬間的に148円台に下落する場面が見られた。 FRBの政策が概ね固まりつつある中で、ドル円は日銀の動向に敏感になっている模様。もし、24年度も目標の2%以上であれば、持続的なインフレに該当し、少なくとも現在の超緩和策を継続する必要はないことを意味する。なお、25年度は現在の見通しである1.6%から大きく変わらない見込みだという。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。