アジア株 上海株は0.7安、マーケットはGDPなど中国指標よりも不動産市場を注視 碧桂園が事実上デフォルト状態

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は0.7安、マーケットはGDPなど中国指標よりも不動産市場を注視 碧桂園が事実上デフォルト状態

東京時間14:14現在
香港ハンセン指数   17719.84(-53.50 -0.30%)
中国上海総合指数  3060.08(-23.09 -0.76%)
台湾加権指数     16442.60(-199.95 -1.20%)
韓国総合株価指数  2458.27(-1.90 -0.08%)
豪ASX200指数    7077.60(+21.51 +0.30%)
インドSENSEX30種  66441.63(+13.54 +0.02%)

アジア株はまちまち、中東情勢緊迫化を受けリスク回避姿勢が広がっている。
バイデン米大統領のイスラエル訪問を前に緊張感が高まっている。ガザ地区にある病院で爆発、500人以上が死亡したことを受けバイデン米大統領とアラブ首脳による4者会談が中止となったほか、バイデン氏のヨルダン訪問もキャンセルとなった。

きょう発表された中国一連の指標は総じて予想を上回る結果となった。中国第3四半期GDPは前年比4.9%と前回の6.3%から大きく減速したものの、市場予想の4.5%を上回った。9月の鉱工業生産、小売売上高も総じて予想を上回る結果に。失業率は5.0%と前回の5.2%から改善、21年11月以来の低水準となった。ただ一方で、不動産投資は-9.1%と17ヵ月連続でマイナス、22年末以来の落ち込みを記録した。

上海株は下落、マーケットはGDPなどの中国指標よりも不動産市場に焦点を当てているもよう。医療品やハイテク、資本財、素材、不動産など幅広い銘柄が下落している。

中国不動産会社の碧桂園の30日間の猶予期間が終了、日本時間18日13時期限までに1540万ドルの利払いを行うことができなかった。これにより同社は事実上デフォルトに陥った可能性がある。

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