19日前引けの日経平均株価は前営業日比595円26銭安の3万1446円99銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億714万株、売買代金概算は1兆6085億円。値上がり銘柄数は332、対して値下がり銘柄数は1457、変わらずは47銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめリスク回避ムード一色の展開となった。先物主導で日経平均は急落を余儀なくされている。前日の米国株市場では米長期金利が16年ぶりの高い水準に上昇したことを受け、NYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が大きく下げており、東京市場でも投資家のセンチメントが悪化した。外国為替市場ではドル高・円安水準で推移しているものの、輸出セクターなどに株価下支え効果はみられない。中国や香港などアジア株市場もほぼ全面安商状で、全般見送りムードを助長している。プライム上場銘柄の約8割が下落している。 個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしているレーザーテック<6920>だが株価は軟調、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>など売買代金上位の半導体主力株も大きく値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが売られ、三菱商事<8058>も安い。ファーストリテイリング<9983>が下落、第一三共<4568>も水準を切り下げた。エンプラス<6961>が大幅安、ツバキ・ナカシマ<6464>の下げも目立つ。半面、キヤノン<7751>、任天堂<7974>がしっかり、TOWA<6315>も頑強。カナデン<8081>が大幅高、ヴィア・ホールディングス<7918>、IDOM<7599>、北の達人コーポレーション<2930>なども物色人気。 出所:MINKABU PRESS
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