貴金属は、軒並み上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は46.17ドル高 の1922.79ドル、銀が59セント高の2262セント、プラチナが11.00ド ル高の881.10ドル、パラジウムは3.87ドル高の1147.37ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.55/57円で、前営業日の 大引け時点から0.15円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が9255円前後、銀は109.0円前後、プラチナは 4225円前後、パラジウムは5600円前後。 【NY金は中東情勢の緊迫化が支援】 金は前週末の海外市場では、中東情勢の緊迫化を受けて急伸した。 金は中東情勢の緊迫化が支援要因になった。イスラエルがパレスチナ自治区ガザの住 民に対して避難を通告した。イスラエル軍は14日、ガザ市で数日以内に「大規模な」 作戦を展開するとした。イランはイスラエルに対して、何らかの行動を取ると国連を通 じて伝えた。オースティン米国防長官は、「ドワイト・アイゼンハワー」の空母打撃群 が東地中海へ移動を開始し、すでに展開する別の空母打撃群と合流する予定だと明らか にした。中東情勢の行方を確認したい。 10月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は63.0と、前月の68.1 (確報値)から低下した。低下は3カ月連続。市場予想の67.2を下回った。米フィ ラデルフィア連銀のハーカー総裁は、ディスインフレが進行中だと指摘。データが急激 に変化しない限り、政策金利を現在の水準で据え置くことが望ましいとの見解を改めて 示した。 銀は前週末の海外市場では、中東情勢の緊迫化を背景に金主導で買い優勢となった。 【NYプラチナは金急伸につれ高】 プラチナ系貴金属(PGM)は前週末の海外市場では、プラチナが金急伸につれ高と なり、パラジウムは戻りを売られて上げ一服となった。 プラチナは金急伸につれ高となった。イスラエルのガザ侵攻を控えて金が急伸した。 ただ米国債の利回りが低下し、ドル安に振れたことが上値を抑える要因になった。中東 情勢の行方と各市場の反応を確認したい。一方、国際通貨基金(IMF)は、中国の弱 い景気回復と不動産危機長期化のリスクがアジア経済の見通しをさらに悪化させる恐れ があるとの見方をブログで示した。 <今日の予定> ・ユーロ圏貿易収支 2023年8月(EUROSTAT) ・米製造業景況指数 2023年10月(ニューヨーク連銀) MINKABU PRESS 東海林勇行
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