週末を控えて13日の金相場は急伸した。米長期金利の上昇一服で安値修正を進めて いたが、更に地政学リスクの高まりが金相場を押し上げている。イスラエルがガザ地区 に対して地上軍を導入し、ハマスの掃討作戦に乗り出すとの警戒感が広がっている。そ の際に、他のアラブ諸国がイスラエルの攻撃を静観し続けるのか、米国民などに被害が 生じた際に米欧などが事態を静観できるのかなど、先行き不透明感が強くなっている。 特に10月入りしてからは米長期金利上昇でファンドが大きく売り込んでいただけに、 ショートカバーが膨らんでいることも金相場の上昇を加速させた模様だ。イスラエルも 地上軍導入の影響の大きさから週末に大きな動きを見せなかったが、高いレベルの緊張 感を抱えた状態になっている。しかも米国株がこうしたリスクに敏感に反応していない ことが、更に安全資産である金でリスクをヘッジする必要性を高めている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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