貴金属は、パラジウムを除き、買い優勢で寄り付く見通し。金はニューヨーク金は小 反発にとどまったが、ドル建て現物相場の上昇、1ドル=149円台後半の円小幅安か ら買い優勢。夜間取引でJPX金期先が30円超の上昇で引けたが、上げ幅を拡大とみ る。先限は夜間取引で9283円まで上昇し、上場来高値を更新し、買い方に有利。銀 も閑散商いながら、買い優勢となる限月が目立つ展開とみる。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク続伸、円小幅高を受けて堅調 となろう。場中、中国の経済指標の発表があり、影響を受ける可能性があり、注意した い。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.60ドル高の 1924.84ドル、銀が28セント高の2279セント、プラチナが8.40ドル高 の889.10ドル、パラジウムは9.12ドル安の1138.38ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=149.78/79円で、前営業日の 大引け時点から0.20円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が9260円前後、銀は110.0円前後、プラチナは 4296円前後、パラジウムは5600円前後。 【バイデン大統領の訪問延期で地政学的リスクからの金買いが再燃】 金はきのうの海外市場では、米10年債利回り上昇にもユーロドルの上昇に支援され ニューヨーク金期近12月限は小高く引けた。ニューヨーク金引け後のドル建て現物相 場は上昇し、1924ドル台まで上昇。バイデン米大統領氏が予定していたヨルダン訪 問をガザ地区の病院が攻撃され、多数の死者が出たことを受け、訪問を延期との発表が あり、地政学的リスクからの買いが再燃。アジア時間で1925ドル台までジリ高とな っている。 銀はきのうの海外市場では、金堅調、テクニカル要因から買い優勢。 【NYプラチナは900ドル台で堅調】 プラチナ系貴金属(PGM)はきのうの海外市場でプラチナが金、銀高、ニューヨー クダウの下値の堅さなどに支援され、堅調な値動きとなった。金に対し割安感もあり、 ニューヨーク期近1月限は900ドル台での戻り売りを吸収した。ニューヨーク引け後 のドル建て現物価格は金現物価格の上昇にも支援され899ドル台まで上場。JPXプ ラチナ先限は夜間取引で4314円まで上昇し、今月3日以来の高値をつけた。上げ幅 を縮小したが、日中取引で4300円に再上昇できるかに注目。中国の第3四半期の国 内総生産に対する反応を見極めたい。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】08:30 景気先行指数 2023年9月(WESTPAC) ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ 中国 ◆ 【経済】11:00 国内総生産 2023年7-9月期(国家統計局) 【経済】11:00 小売売上高 2023年9月(国家統計局) 【経済】11:00 鉱工業生産 2023年9月(国家統計局) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 消費者物価指数 2023年9月確報(EUROSTAT) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 消費者物価指数 2023年9月(国立統計局) 【経済】15:00 小売物価指数 2023年9月(国立統計局) 【経済】15:00 生産者物価指数 2023年9月(国立統計局) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】17:00 消費者物価指数 2023年9月(南アフリカ統計局) 【経済】20:00 小売売上高 2023年8月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】21:30 住宅着工・許可件数 2023年9月(商務省) 【経済】10/19 03:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS 森 成俊
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