金相場は一時2000ドルに到達した。引き続き中東情勢に対する警戒感が強い。既 にかなりの程度まで織り込みが進んでいるが、イスラエルのガザ地区に対する地上軍投 入が行われると危機レベルが一段階引き上げられるとの見方が強く、安全資産に対する 投資ニーズが維持されている。地政学リスクのクライマックスを迎えていない可能性が 警戒されている。金市場の強気派にとっては、こうした先行き不透明感が維持された状 態が理想になる。一方、実際に地上軍投入が行われると、材料出尽くし感から調整リス クが高まる。 その先の上昇シナリオとしては、地政学リスクの織り込み再開よりも、米長期金利上 昇に起因した実体経済や金融市場のリスク織り込みがみられるか否かになろう。逆イー ルド解消のタイミングも近づいており、地政学以外の投資家の不安心理を引き寄せるこ とができるかが、持続的な上昇トレンドを形成できるか否かの鍵を握ることになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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