石油午前=下落、上海株続落で需要減少不安から売り圧力が強まり4ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
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 午前の石油市場は下落。夜間取引から20日の海外原油安を背景に売り優勢から軟調
に推移。日中取引は週明けのニューヨーク原油時間時間外取引が続落から下げ幅を拡大
した。序盤は下げ止まり感があったが、午前10時頃から一段安となり、4ケタ安が続
出となった。
 上海株が続落となり中国の原油需要の減少不安から売り圧力が強まりやすい投資環境
が弱材料。中心限月の期中3月限は8万円割れとなり、7万9700円まで下げ幅を拡
大した。イスラエルのガザ侵攻が近いとみられるが、欧米側からイスラエルに対し、人
質解放を優先し、ガザ侵攻を遅らせるよう圧力をかけていることで供給不安による原油
高は一服。
 午前11時9分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
1530〜690円安。
 午前11時9分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が2255枚。
【中国の景気不安は原油相場にとって逆風】
 中国株の代表的な株価指数の上海総合指数は、20日の取引で3000ポイント割れ
となり、今年の安値を更新した。23日は続落となり、同国の景気不安が強く、安値模
索を継続し、原油相場にとって逆風。米金利の先高感が強いことも売り材料。

【海外原油夜間取引=続落】
 ニューヨーク時間外取引で12月限は前日比0.74ドル安の87.34ドルで推
移。本日これまでのレンジは87.03〜88.29ドル。
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