プラチナ市況=プラチナが反落、現物相場の軟化から下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/10          2024/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,490    -12     9,503   + 2  : 1,974.09    -3.03
銀          107.3    0.0     111.1  -0.2  : 2,290.00   -20.00
プラチナ     4,250    -57     4,241   -57  :   885.10   -12.80
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,120.50   - 8.50
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.85   +0.25  ユーロ・ドル相場   1.0595  -0.0088
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、金に押し目買いが入ったことが下支えながらドル建
て現物安から軟調に推移。先限は正午前に40円超の下落で推移。午後に入ると現物相
場の軟化から下げ幅を拡大し、57円安で引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが57〜47円安、プラチナスポットが57
円安高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5025枚、プラチナミニが494枚、プラチナスポット
が2407枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米経済指標の発表や中東リスクで買いには慎重姿勢】
 プラチナ先限は夜間取引で今月20日以来の安値となる4234円まで下落。夜間取
引の後半から日中取引にかけて下げ幅を縮小も4272円で戻りを抑えられた。日中取
引の後半から終盤にかけてジリ安となり、4240円まで再軟化し、今日の安値圏で引
けた。
 日経平均株価、上海総合指数とも続伸となったが、ニューヨークプラチナは前日の終
値水準でもみあい、ドル建て現物価格は880ドル台半ばで弱含み。現物価格、先物価
格とも900ドル回復にならず。週後半に米経済指標の発表が続くこと、中東リスクか
ら買いには慎重ムード。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下落。朝方の887.00ドルから、金堅調に支援
され、午前11時過ぎまで堅調に推移。しかし11時過ぎから売り優勢となり、午後2
時半頃に882.50ドルまで下落。午後3時半にいったん887ドル台に戻したが、
885ドル前後で推移。
MINKABU PRESS 森 成俊

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