シカゴ大豆市況=急反発、大豆粕高や11月限のオプション絡みの急伸で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2023/11     1279.25     1303.50     1277.75     1297.25     +17.75
  2024/01     1300.00     1325.25     1298.50     1319.50     +19.25
  2024/03     1313.50     1338.00     1312.00     1333.25     +19.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       328,506        308,518         799,342  ( - 8,164)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月2日−11月6日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並み。雨量は下回る〜平年並み
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜雨量は平年を下回る。
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 大豆は急反発。終値の前営業日比は14.75〜19.50セント高。中心限月の1
月限は19.25セント高の1319.50セント。
 大豆粕が期近から急伸したことや、前日あまり材料視されなかった輸出好調(週間輸
出成約高やデイリーでの大口輸出成約報告)がこの日は支援材料となった。またこの日
は11月限が31日の受渡通知開始日を前にしてオプションの最終取引日となり、権利
行使価格の13ドルを目指して急伸したことに全体が支援された。

 1月限は1300.00セントちょうどで取引を開始した後、アジアの時間帯の時間
外取引では13ドルとび台前半で強含む展開。欧州の時間帯にはさらに一段高となり
1310セント台に乗せた。米国の時間帯中盤にはこの日の高値となる1325.25
セントを付けたが、後半はやや上げ幅を縮小し引けでは1320セント台を割り込ん
だ。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。

 プレーンズでは、カンザス州南東部〜テキサス州西部にかけて厳しい寒波が広がって
いるが、プレーンズ南東部ではまだ暖気が残っている。
 プレーンズ北部の降雪は止んだが、モンタナ州〜ノースダコタ州の北西側半分では広
範に積雪が見られる。

 コーンベルトでは、スペリオル湖〜ミズーリ州北西部にかけて伸びている寒冷前線に
より寒気と暖気が分けられており、以北で冷え込みが厳しく、以東では寒気は緩んでい
る。
 27日の最高気温はレッド川流域以北の0℃〜オハイオ川流域南部の27℃の幅広い
レンジになりそうだ。

 米国南部では、ミシシッピ川下流のデルタ地域やテネシー川流域で広範に散発的な降
雨が発生した。その他の地域では高めの気温で降雨はなく、夏作物の収穫日和、冬作物
にとっては作付け日和となっている。
 ロッキー山脈以東では広範に季節外れの冷え込みが広がる見込みで、来週前半には、
テキサス州中部〜テネシー川流域を南限として、最低気温が氷点下まで下がりそうだ。
またハイプレーンズ中部を南限に−9℃まで下がる可能性がある。
 6〜10日予報に関しては、11月1日〜5日にかけて、米国の大半の地域で気温、
雨量ともに平年並み〜下回る見込み。

 大豆製品は、大豆粕は期近から急伸、大豆油も上伸。大豆粕は期近2本が一代高値を
更新した。10月に年度替わりしたばかりだが、ここまでの米国産の大豆粕輸出累計が
前年同期比45%増となる一方、世界最大の大豆粕輸出国てあるアルゼンチンの今年4
〜9月の大豆圧砕高が前年の干ばつによる減産を映して前年比26%減となり、18年
振りの低水準になっていることが報じられたことで期近から噴き上げた。
 大豆粕の期近12月限は前日比12.90ドル高の442.40ドル。
今日の材料
・ロッキー山脈以東では広範に季節外れの冷え込みが広がる見込みで、来週前半には、
 テキサス州中部〜テネシー川流域を南限として、最低気温が氷点下まで下がる。ハイ
 プレーンズ中部を南限に−9℃まで下がる可能性。
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