CFTC大口投機資金動向(10/24時点):金買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における10月
24日時点の大口投機家の売り越しは232万7479枚となり、前週の282万
6880枚から縮小した。取組高合計は4277万6320枚となり、前週から35万
1067枚(0.83%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が2.1%増、債券
合計が0.8%増、為替合計が0.4%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
1.8%増、エネルギー合計は0.3%減、金属合計は3.4%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを
上回って売り越しを縮小、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。為
替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、欧米が人質解放を優先し、イスラエルのガザ侵攻を遅らせた。ただネタニヤ
フ首相が地上侵攻に踏み切る準備を進めていると述べると、侵攻が近いとの見方が強ま
った。イスラエル軍は27日、「今晩」作戦を拡大するとした。一方、好調な米経済指
標を受けて米国債の利回りが上昇したが、コア個人消費支出(PCE)指数の伸びが鈍
化すると、上昇が一服した。今週は10月の米雇用統計の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万9629枚売り越し(前週10万
2658枚売り越し)、ユーロは8万5253枚買い越し(同8万2410枚買い越
し)、英ポンドは1万8636枚売り越し(同1万1209枚売り越し)となった。ユ
ーロは新規買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油がイスラエルのガザ侵攻の後ずれを受けて利食い売りが出たが、
地上戦が開始されると、下げ一服となった。貴金属市場では、金がイスラエルのガザ侵
攻を受けて5月16日以来の高値2009.09ドルを付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が30万0765枚買い越し(前
週30万6388枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は14万9385枚買い越し(同11万2738枚買い越し)に拡大、ニューヨ
ーク・プラチナは480枚売り越し(同349枚買い越し)に転じた。金は新規買い、
買い戻しが入り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが4万8280枚売り越し(前週6万2554
枚売り越し)に縮小、大豆は3万6454枚買い越し(同2万7105枚買い越し)に
拡大した。コーン、大豆ともに買い戻しが手じまい売りを上回った。前週のコーンは、
米産地の収穫進行や南米の降雨を受けて売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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