【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高と円安 を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられ た。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが10〜30円高、プラチナミニが 5.0〜55.0円高、プラチナスポットが4円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万0262枚、プラチナミニが913 枚、プラチナスポットが4098枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは買い戻し主導の上昇が続く】 プラチナは買い戻し主導の上昇が続いた。米消費者信頼感指数の低下が支援要因にな った。ただ買い一巡後はドル高を受けて上げ一服となった。一方、上海プラチナの出来 高が2枚に減少し、中国勢は高値での買いを見送った。また10月の中国の製造業購買 担当者指数(PMI)が49.5となり、前月の50.2から低下した。財新製造業P MIも49.5と前月の50.6から低下した。事前予想は50.9。 プラチナ先限は夜間取引で8月31日以来の高値4504円を付けた。ニューヨーク 高と円安が支援要因になった。日中取引では4454円まで下落した。円相場は1ドル =151円台後半まで円安に振れた。神田財務官の円安けん制発言を受けて円安は一服 した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の934.10ドルから、ドル高を受け て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは931.20ドル、パラジウムが1117.59ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが931.15ドル、パラジウムが 1121.67ドル。 MINKABU PRESS
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