プラチナ市況=プラチナが続伸、終盤に先限が現物高で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,607    - 9     9,632   +12  : 1,980.29   -12.08
銀          112.0    0.0     111.4  -1.3  : 2,265.00   -44.00
プラチナ     4,487    + 5     4,448  + 21  :   928.00   - 3.25
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,117.00   - 4.67
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.26   +1.02  ユーロ・ドル相場   1.0570  -0.026
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、続伸。プラチナはニューヨーク高と1ドル=151
円台の円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調に上値を
抑えられ、上げ幅を縮小も先限は正午前に21円高で推移。午後に入り、さらに上げ幅
を縮小する場面があったが、終盤に現物相場の再上昇で上げ幅を拡大し、21円高で堅
調に引けた。10月先限は一代高値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが4〜21円高、プラチナスポットが5円
安、、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万3159枚、プラチナミニが1057枚、プラチナス
ポットが4833枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は日中取引では4431円で買い拾われる】
 プラチナ先限は夜間取引で4504円まで上げ幅を拡大し、先限つなぎ足で8月31
日以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。夜間取引から日中取引にかけて上げ幅を縮小し
たが、4431円で買い拾われ、夜間取引の序盤につけた4430円を試すことはなか
った。
 昨日は全限月が3ケタ高で引けた。出来高(標準)が2万枚近くまで増えたが、取組
高は前日比1476枚減の2万9087枚まで減少。買い戻し主導の上昇で踏み上げ相
場もよう。今日は昨日より出来高は減少したが、1万3000枚超えで最近のこの市場
としては活況。2日続けて取組高の減少となったかを確認したい。
 現物価格は前日、942ドル台まで上昇し、9月20日以来の高値をつけた。950
ドルが抵抗線になり、高値を離れた。6月20日以降、中長期波動線の200日移動平
均線(964ドル)割れが続いている。950ドル超えとなれば、200日移動平均線
近くまで上げ幅を拡大を予想。ニューヨークプラチナ市場で大口投機家は買い越しに再
転換したもよう。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反落。朝方の934.10ドルから、ドル高を受
けて軟調となった。午後に入り、925ドル台まで下落。午後3時頃から再上昇とな
り、午後3時半頃、931ドル台まで反転。
MINKABU PRESS 森 成俊

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