NY金・銀市況=続落、手じまい売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (23/12)  1993.3     2005.9      1978.2      1987.5     -  6.8
          (24/ 2)  2013.4     2026.0      1998.8      2007.8     -  6.8
   銀     (23/12)  2295.5     2313.0      2264.5      2279.0     - 16.2
         (23/ 3)  2330.0     2347.0      2298.5      2312.7     - 16.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           170,789       230,794       475,808        (-  3,981)
  銀           47,796        59,198       126,549        (-    678)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          33,274.58  + 221.71
     31日  151.68/70   1.0574/76   ・ナスダック         13,061.47  + 210.23
      1日  150.95/97   1.0568/70   ・10年米国債利回り      4.76  -   0.12
・NY原油  (23/12)   80.44 - 0.58  ・SPDR保有金残高    859.49      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続落。終値の前日比は金が8.0〜6.4ドル安、中心限月の
12月限が6.8ドル安、銀が17.3〜15.6セント安、中心限月の12月限は
16.2セント安。
 金12月限は続落。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。欧州時間に入る
と、買い戻されて下げ一服となった。日中取引では、米財務省が発表した四半期定例入
札の規模が予想以下となったことを受けて買い優勢となったが、利食い売りなどが出て
戻りを売られた。パレスチナ自治区ガザから外国人と負傷者がエジプトに退避した。
 銀12月限はドル高一服が支援要因になったが、金軟調を受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金12月限は反落。時間外取引では1983.7〜1994.8ドルの
レンジで推移、前日比1.9ドル安の1992.4ドルとなった。12月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて軟調となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服とな
った。
 日中取引では、米財務省が発表した四半期定例入札の規模が予想以下となったことを
受けて買い優勢となり、2005.9ドルまで上昇した。ただ買い一巡後は利食い売り
などが出て戻りを売られ、1978.2ドルまで下落した。パレスチナ自治区ガザから
外国人と負傷者がエジプトに退避した。
 予想以下の四半期定例入札を受けて米国債の利回りが低下した。ただイスラエルのガ
ザ攻撃が抑制されていることから、戻り場面で手じまい売りが出て軟調となった。ガザ
から外国人と負傷者がエジプトに退避したことも伝えられた。一方、米連邦公開市場委
員会(FOMC)で金利据え置きが決定された。声明で「経済活動は第3四半期に力強
いペースで拡大した」としたが、市場では12月も金利据え置きとの見方が強い。ドル
安に振れたが、金の戻りは限られた。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で2265.0〜2297.0セントのレン
ジで推移し、前日比19.2セント安の2276.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、ドル高を受けて軟調となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服
となった。
 日中取引では、予想以下の四半期定例入札や金堅調を受けて2313.0セントまで
上昇した。その後は、金の戻りを売られたことにつれ安となり、2264.5セントま
で下落したが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安を受けて下げ一服となっ
た。
 10月31日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比32オンス減の1991万
6441オンス、銀は6万0391オンス減の2億6786万9812オンス。

今日の材料
・9月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が5万6000件増の955万
3000件となった。労働市場の引き締まりが経済を下支えし、金利が当面高止まりす
る可能性を示唆した。
・10月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は11万3000人増と、市場予
想の15万人増を下回った。賃金の伸びも鈍化した。9月分は8万9000人増で、改
定はなかった。
・10月の米ISM製造業景気指数は46.7と、9月の49.0から低下した。市場
予想は49.0だった。新規受注と雇用が低調だったのが大幅低下につながった。
・米財務省は2023年11月─2024年1月の四半期に行われる国債入札規模を増
額させると発表した。長期債の増額は小幅なものとなり、市場には安心感が広がった。
ただ、この後、さらに1四半期は増額が必要になるとの見通しも示した。
・米連邦準備理事会(FRB)は10月31日─11日1日に開いた連邦公開市場委員
会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50
%で据え置いた。決定は全会一致で、2会合連続での利上げ見送りとなった。
・イスラエルがパレスチナ自治区ガザに地上侵攻を開始して以来初めて、一部の外国人
と負傷したパレスチナ人が同地区から出ることを許され、エジプトに到着した。
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