[本日の見通し]石油=下げ一服、イランは警告を続けるが現実は無慈悲

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年3月限は下げ一服。ただ、戻りは限定的。
 イラン最高指導者のハメネイ師は、パレスチナ自治区での侵攻を続けるイスラエルへ
の禁輸をイスラム諸国に提案した。イスラエルとハマスの衝突が激化した後、最も強い
警告を発しているのはイランである。ただ、イランを除く中東各国には終末高高度防衛
ミサイル(THAAD)を含む12基の防空システムが追加配備されるなど、米国との
関係性を維持しており、イスラエルを支援する米国に従順な態度を示している。
 中東全域に米軍基地があるなか、米軍に逆らおうとするのは現実的にほぼ不可能であ
る。中東は包囲されている。米債務残高が急拡大し、米国債市場が乱高下しているにも
関わらず、米国は軍事的な支出拡大にはなんのためらいもく、沈黙は各国の国益にかな
う。イランも警告はするが、パレスチナ人を救うためにできることは限られている。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.65ドル高の81.09ドルで
推移。本日これまでのレンジは80.70〜81.19ドル。
 原油3月限の予想レンジは7万6500円から7万7500円、ガソリン先限は7万
6500円から7万7500円、灯油先限は7万4500円から7万5500円。
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