石油午前=下げ幅を一時帳消しに、NY時間外取引の戻りが支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は下げ幅を帳消しにした。海外原油は続落したものの、世界的な需給
がタイト化していくと想定されていることが下値を支えている。パレスチナ自治区をめ
ぐる中東情勢の混乱は供給障害につながっていないが、下値を売るのはためらう状況が
続いていることも支援要因。ニューヨーク時間外取引では買い戻しが優勢。一方、円相
場が1ドル=150円前半で円高・ドル安推移していることは重し。米連邦公開市場委
員会(FOMC)後はドル売りが続いている。
 原油の2024年3月限は下げ幅を帳消しにし、小幅にプラス転換した。一時7万
7350円まで水準を切り上げている。ただ、プラス圏での滞空時間は限定的。
 午前11時01分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
310円安〜50円高。
 午前11時01分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1465枚。
【イスラエル、3週間の軍事費は74億ドル】
 イスラエル現地の報道によると、衝突開始から3週間の軍事費は74億ドルに達した
もよう。地下都市を形成しているハマスとの交戦が長期化すると見通されており、軍事
費は一段と膨らむ公算。
【海外原油夜間取引=上昇】
 ニューヨーク時間外取引で12月限は前日比1.01ドル高の81.45ドルで推
移。本日これまでのレンジは80.70〜81.53ドル。
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