【場況】 金は反落、銀はまちまち。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建 て現物相場が堅調となったが、円高を受けて軟調となった。銀は期中2本が下落する一 方、先限が上昇し、まちまちの値動きとなった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が39円安〜5円高、金ミニが42.0 〜8.5円安、ゴールドスポットが3円安、銀が1.0円安〜0.8円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万7972枚、金ミニが4945枚、ゴール ドスポットが7341枚、銀が7枚。 【NY金はドル安も手じまい売りが圧迫】 金は利食い売りが圧迫要因になったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル 安が下支えになった。財務省は2023年11月〜2024年1月の四半期に行われる 国債入札規模を増額させると発表した。長期債の増額は小幅なものとなり、市場には安 心感が広がった。規模は1120憶ドルとなり、予想の1140憶ドルを下回った。米 国債の利回りが低下し、金の支援要因になった。ただ中東の紛争拡大が抑制されている ことから、戻り場面で利食い売りが出た。バイデン米政権はイスラエルへの全面支持を 公表しつつ、水面下では難しい要求を伝達し、ガザ攻撃抑制で一定の成果と伝えられ た。またパレスチナ自治区ガザから外国人と負傷者がエジプトに退避した。ただイスラ エル軍はハマスによる7日の「テロ攻撃」の首謀者を殺害したとしたが、ジャバリア難 民キャンプへの空爆でパレスチナ人50人超が死亡した。ブリンケン国務長官は3日に イスラエルとヨルダンを訪問し、イスラエルのネタニヤフ首相を含む政府首脳らと会談 する予定である。 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標 を5.25〜5.50%で据え置いた。決定は全会一致で、2会合連続での利上げ見送 りとなった。声明で「経済活動は第3四半期に力強いペースで拡大した」とした。ただ パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、FRBがインフレ率を2%に回帰させる にはまだ長い道のりがあるとし、一段利上げを正当化しうる経済データと労働需要の耐 性に言及した。一方、金融情勢は明らかに引き締まっているとも指摘し、多くのリスク を挙げた。市場では、利上げのハードルはより高くなっていることを示唆していると指 摘され、12月も金利据え置きとの見方が強い。 金先限は夜間取引で9573円まで下落した。ニューヨーク安や円高が圧迫要因にな った。円相場は1ドル=150円台前半の円高に振れた。銀先限は112.9円まで上 昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は堅調。きのうの海外市場では、予想以下の四半期定例入札が 支援要因となったが、利食い売りなどが出て戻りを売られた。ただ米連邦公開市場委員 会(FOMC)後のドル安が下支えになった。アジア市場では、朝方の1984.74 ドルから、ドル安を受けて堅調なった。 午前11時現在、1986.21ドルで推移。銀は2296セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が1980.29ドル、銀が2265セント。 MINKABU PRESS
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