プラチナ市況=プラチナは反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,584    -23     9,595   -37  : 1,984.83    +4.54
銀          112.0    0.0     112.2  +0.8  : 2,295.00   +30.00
プラチナ     4,462    -25     4,434   -14  :   926.90    -1.10
パラジウム   5,400      0     5,400     0  : 1,106.13   -10.87
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.42   -0.84  ユーロ・ドル相場   1.0599  +0.0029
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場が堅調となったが、円高を受けて
軟調となった。午後に入ると、円高一服を受けて下げ一服となった。パラジウムの商い
は成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが25〜14円安、プラチナスポットが17
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7572枚、プラチナミニが479枚、プラチナスポット
が2245枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは景気減速懸念などが圧迫】
 プラチナ先限は夜間取引で4401円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=150円台前半で円高が一服した。
 プラチナは景気減速懸念などが圧迫要因になった。中国の製造業PMIの低下などを
受けて景気回復の遅れに対する懸念が出ている。ただ米連邦公開市場委員会(FOM
C)後のドル安が下支えになった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を
受けて12月も金利据え置きとの見方が強まった。一方、中東情勢の先行き懸念が残る
ことは波乱要因である。紛争拡大は抑制されたが、イスラエルのハマス排除の姿勢に変
わりはなく、攻撃が続くとみられる。イスラム組織がハマス支援に動くとリスク回避の
動きが出る可能性がある。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の926.90ドルから、ドル安を受け
て堅調となった。午後に入ると、ドル安一服を受け、もみ合いとなった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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