●レビュー原油、売買交錯で不安定な値動き=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 2日のニューヨーク原油先物相場は、前日比2.02ドル安の82.46ドル。米金
利低下、ドル安、株高環境を手掛かりに安値修正の動きが優勢になった。米金利低下で
投資家のリスク選好性が回復する中、値ごろ感から買いが膨らんでいる。引き続き中東
情勢は緊迫化しているが、原油供給に大きな問題などは確認できていない。専ら金融市
場環境の好転を手掛かりに、値ごろ買いを入れる動きが優勢だった。
 3日のニューヨーク原油先物相場は、前日比1.95ドル安の8.51ドル。特に目
立った売り材料は見当たらなかったが、大きく値を崩した。漠然とした需要不安が上値
を圧迫した模様だ。10月雇用統計は低調な数値になり、追加利上げ観測の後退からド
ル安、株高が進行していることはポジティブ。ただし、2日のようにドル安、株高を手
掛かりに一段高を試すような動きはみられず、逆に前日の上げ幅をほぼ相殺する値下が
りになっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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