●週間見通し穀物、大豆に続いてコーンも下値固める=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は、トウモロコシ相場がじり安の展開になった。南米の降雨報告を手掛かりに、
上値の重い展開が続いた。2週間にわたって南米の天候リスク軽減が、トウモロコシ相
場安に直結している。全般的に新規売買材料が乏しい中、南米の天候相場が続いてい
る。ただし、週末前には安値修正の動きも見られた。大豆相場は反発した。南米では降
雨が続いているものの、値ごろ買い優勢の展開になった。南米の降雨で軟化したことが
押し目買いを誘っている。良好な輸出環境、大豆ミール相場の堅調地合もポジティブ。
 今週は、トウモロコシ相場も下値を固める展開になろう。既に大豆相場は下値を固め
ており、小麦相場も下げ渋る中、トウモロコシ相場の値ごろ感は強い。南米では降雨が
続く見通しだが、それを考慮に入れても470セント水準は下げ過ぎ感が強い。大豆相
場に遅れる形で、下値を固めよう。大豆相場はこのまま1300セント台確立から一段
高を打診しよう。11月9日に米農務省(USDA)需給報告が発表されるが、大きな
修正は見込まれていない。
 予想レンジは、トウモロコシが460〜485セント、大豆が1330〜1380セ
ント。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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