【これからの見通し】週明けは材料難、先週イベント後の雰囲気を踏襲へ

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】週明けは材料難、先週イベント後の雰囲気を踏襲へ

 週明けは目立った材料が見当たらない。先週の様々なイベントを経たあとの市場の雰囲気を踏襲するものとなりそうだ。直近イベントは先週末の米雇用統計だった。雇用増がペースダウン、失業率が予想外に上昇、賃金の伸びも落ち着いていた。市場での米追加利上げにつながる材料は見当たらず、むしろ来年の利下げ開始時期の観測が前倒しされていた。米債利回り低下とともに、ドル売りが強まった。まずは、この流れを引き継ぎそうだ。

 また、日銀は緩和継続姿勢を継続している。日銀議事要旨では、物価や賃金見通しに変化がみられなければ、マイナス金利もYCCも継続することが確認されている。これは根強い円売り圧力につながる材料だ。ドル円は下げ一服。クロス円は再び円安方向への動きを見せている。

 週末にはラガルドECB総裁が2025年にはインフレ目標を達成するとの強い意思を再確認している。これは、状況次第では再利上げの可能性があることを示唆しているようだ。ユーロ高のバイアスがかかってくる可能性もありそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ製造業新規受注(9月)、ドイツ、フランス、ユーロ圏などの非製造業PMI確報値(10月)、カナダIvey購買担当者景況感指数(10月)などが予定されている。市場にはそれほど材料視されていないもようで、強弱反応は限定的なものと想定される。

 発言イベント関連では、デギンドスECB副総裁、ホルツマン・オーストリア中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁などECB当局者の講演やイベント参加が予定されている。クックFRB理事が金融安定化について講演を行う。ピル英中銀チーフエコノミストの質疑応答が予定されている。先週までの金融当局イベントの内容の確認作業にとどまるか。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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