NY金・銀市況=反落、米国債の利回り上昇が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (23/12)  1999.4     2000.1      1985.1      1988.6     - 10.6
          (24/ 2)  2019.6     2020.0      2005.8      2009.0     - 10.6
   銀     (23/12)  2333.5     2336.0      2308.5      2323.4     -  5.1
         (23/ 3)  2362.0     2369.5      2343.5      2357.5     -  4.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           154,139       245,002       485,916        (+  4,935)
  銀           47,021        84,271       130,301        (+  2,709)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          34,095.86  +  34.54
      3日  149.35/37   1.0726/28   ・ナスダック         13,518.78  +  40.50
      6日  149.99/01   1.0719/21   ・10年米国債利回り      4.66  +   0.10
・NY原油  (23/12)   80.82 + 0.31  ・SPDR保有金残高    863.24  +   1.73
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金が10.7〜9.6ドル安、中心限月
の12月限が10.6ドル安、銀が5.2〜4.6セント安、中心限月の12月限は
5.1セント安。
 金12月限は反落。時間外取引では、中東の紛争拡大抑制を背景に手じまい売りが出
て軟調となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて下げ一服となった。日中取引で
は、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。
 銀12月限は米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反落。時間外取引では1988.8〜2000.1ドルの
レンジで推移、前日比8.0ドル安の1991.2ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、中東の紛争拡大抑制を背景に手じまい売りが出て軟調となった。欧州時間に入
ると、ドル安を受けて下げ一服となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、1985.1ドルまで下落した。
 イスラエルのガザ攻撃が続いているが、中東の紛争拡大が抑制されたこと受けて軟調
となった。また米国債の利回りが上昇したことも圧迫要因になった。米連邦準備理事会
の利上げ停止見通しを受けて米国債の利回りが低下したが、利下げは来年半ばとみられ
ており、週明けに再び上昇した。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で2320.5〜2336.0セントのレン
ジで推移し、前日比4.5セント安の2324.0セントとなった。12月限は高寄り
したのち、軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて下げ一服となっ
た。
 日中取引では、米国債の利回り上昇や金軟調を受けて売り優勢となった。時間外取引
の安値を割り込み、2308.5セントまで下落した。
 11月3日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万0160オンス減の
1988万7388オンス、銀は27万6153オンス減の2億6701万2258オ
ンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は、E
CBが近く利下げに転じる公算は小さいと述べた。インフレに対する警戒感を維持し、
必要に応じて再び利上げを行う用意があるとした。
・ガザ国境当局は、パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所につい
て、エジプト国籍保有者のほか、エジプト入国許可者のリストにすでに掲載されている
外国人の入国が再開されると発表した。
・ブリンケン米国務長官は、トルコの首都アンカラを訪問し、フィダン外相と会談し
た。パレスチナ自治区ガザでの人道支援拡大のほか、イスラエルとガザを実効支配する
イスラム組織ハマスの武力衝突拡大抑制に向けた取り組みが議題となった。
・10月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.5
で、前月の47.2から低下した。新型コロナウイルス規制が強化されていた2020
年11月以降で最低となった。
・11月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス18.6で、前月のマイナス
21.9から改善した。市場予想のマイナス22.2を上回った。
・米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は、このところの米長期債利回りの上昇に
ついて、一段の利上げに対する市場の期待で引き起こされたものではないようにみえる
と述べた。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。