【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。パ ラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが87〜71円安、プラチナミニが 88.0〜70.5円安、プラチナスポットが95円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが5837枚、プラチナミニが513枚、 プラチナスポットが2271枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米国債の利回り上昇で売られる】 プラチナは米国債の利回り上昇や金軟調が圧迫要因になった。中東の紛争拡大が抑制 されたことを受けて金に手じまい売りが出た。米国債の利回りは前週に急低下した反動 で上昇した。今週は大規模な国債入札がある。一方、10月のユーロ圏のHCOB総合 購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.5で、前月の47.2から低下した。新 型コロナウイルス規制が強化されていた2020年11月以降で最低となった。景気減 速懸念で需要が伸び悩むと、上値を抑えられるとみられる。 プラチナ先限は4325円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相 場は1ドル=150円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の908.21ドルから、ドル高を受け て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは907.36ドル、パラジウムが1103.86ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが930.53ドル、パラジウムが 1126.34ドル。 MINKABU PRESS
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