NY金・銀市況=金が続落、テクニカル要因の売りが圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (23/12)  1975.3     1977.5      1953.2      1957.8     - 15.7
          (24/ 2)  1995.1     1997.6      1973.6      1978.1     - 15.7
   銀     (23/12)  2270.5     2293.5      2237.5      2272.8     + 13.9
         (23/ 3)  2304.5     2325.5      2272.0      2305.8     + 13.5
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           202,453       292,341       484,347        (-  3,136)
  銀           73,174        95,990       131,073        (+  1,574)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          34,112.27  -  40.33
      7日  150.45/47   1.0695/97   ・ナスダック         13,650.41  +  10.55
      8日  150.99/01   1.0709/11   ・10年米国債利回り      4.51  -   0.06
・NY原油  (23/12)   75.33 - 2.04  ・SPDR保有金残高    867.57      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続落、銀は反発。終値の前日比は金が16.7〜15.3ドル安、
中心限月の12月限が15.7ドル安、銀が12.1〜13.9セント高、中心限月の
12月限は13.9セント高。
 金12月限は続落。時間外取引では、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢
となった。日中取引では、ドル安となったが、中東の紛争拡大が抑制されていることな
どを背景に手じまい売りが出ると、テクニカル要因の売りを巻き込んで軟調となった。
その後は原油安も圧迫要因となって下げ幅を拡大した。
 銀12月限は日中取引のドル安を受けて押し目を買われて堅調となった。
 ニューヨーク金12月限は続落。時間外取引では1965.8〜1977.5ドルの
レンジで推移、前日比4.6ドル安の1968.9ドルとなった。12月限は高寄りし
たのち、米国債の利回り上昇やドル高を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、ドル安となったが、中東の紛争拡大が抑制されていることなどを背景
に手じまい売りが出ると、テクニカル要因の売りを巻き込んで軟調となった。その後は
原油安も圧迫要因となって下げ幅を拡大し、1953.2ドルまで下落した。
 ドル高が一服したが、テクニカル要因の売りが出たことや原油安が圧迫要因になっ
た。イスラエルがガザ中心部に進軍したが、中東の紛争拡大が抑制されており、手じま
い売りが出やすい。原油は需要減少懸念を受けて下落した。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で2237.5〜2274.0セントのレン
ジで推移し、前日比8.9セント安の2250.0セントとなった。12月限は高寄り
したのち、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 日中取引では、米国債の利回り上昇が一服し、ドル安に転じたことを受けて押し目を
買われた。時間外取引の高値を突破すると、買い戻されて2293.5セントまで上昇
した。
 11月7日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1988万7388
オンス、銀は9万4704オンス減の2億6743万1366オンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)が発表した消費者期待調査によると、ユーロ圏の消費者の今
後1年間の予想インフレ率は中央値で4%に上昇した。
・イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、利下げについて議論するのは時
期尚早だと指摘、その上でインフレ率が2年以内に目標水準まで低下すると「楽観」し
ていると述べた。
・9月のユーロ圏小売売上高は、前月比で0.3%、前年比で2.9%それぞれ減少し
た。ほぼ予想通りの内容となり、消費需要低迷と景気後退見通しを裏付けた。
・米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は、持続的なインフレ圧力や中国の一段の
景気減速などが世界の金融安定を脅かす国際的なリスクと指摘した。
・ドイツ経済専門家会議は年次報告書で、ドイツの2024年の国内総生産(GDP)
が前年比0.7%増となり、23年見込みの0.4%減から小幅回復にとどまるとの予
測を示した。
・国連のターク人権高等弁務官は、開始から1カ月が経過したイスラエルとイスラム組
織ハマスの軍事衝突について、双方によって戦争犯罪が行われているとの認識を示し
た。
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