前週は大きく値を崩す展開になった。中東情勢緊迫化を受けての買い圧力が一服し、 持高調整の売りが優勢になっている。依然として中東情勢は不安定な状態が続くが、安 全資産としての買いは一服した。また、米利上げ終了観測が強いものの、複数の当局者 からは追加利上げの可能性を排除しない姿勢が示されたことも、調整売りを誘ってい る。大きく値を崩すような材料は乏しかったが、過熱感の反動もあって大きく値下がり した。 今週は改めて下値を固める展開になろう。地政学リスクを受けての買いは、ハマスの イスラエル攻撃から約1か月で終了した。地政学リスク主導の買いは一服したとみて良 いだろう。一方で、中東情勢が緊迫化する前の1800ドル台前半に回帰する必要性は 乏しい。当時とは異なり、利上げ終了観測が強まる中、米長期金利やドルのピークアウ ト感が金相場を下支えする。金融政策要因で売り込む必要性が薄れている。14日に 10月米消費者物価指数が発表されるため、ここで利上げ終了観測が強化されると地合 が引き締ろう。既に200日移動平均線も下回っており、ここからの下げは値ごろ感が 強い。 予想レンジは1920〜1980ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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