【これからの見通し】米CPI後のドル売りは一服、ただドル高方向への動きは限定的 本日までのところ、今週最大のトピックスは米消費者物価指数だった。わずかに市場予想を下回る前年比の伸び鈍化に、市場は鋭く反応した。米債利回りが大幅低下するとともに、ドル相場が大きく下げた。米利上げ停止観測を強める動きとなっていた。 ただ、昨日の米小売売上高の底堅い結果などでドル安の動きは足元で一服している。きょうも、ジワリとドル高方向への動きを示している。ただ、全般的に見て、ドル高方向への動きは米CPI後のドル売りを消すほどではない。 ドル円相場は151円台に再び乗せている。ただ、クロス円も上昇していることから、ドル買いというよりは円売りの面が色濃いようだ。 きょうも一連の米経済指標が発表される。米新規失業保険申請件数(11/05 - 11/11)、米輸入物価指数(10月)、米輸出物価指数(10月)、米フィラデルフィア連銀景況指数(11月)、米鉱工業生産指数(10月)米NAHB住宅市場指数(11月)など。いずれも前回からやや弱含む予想が多く、強い数字がでればサプライズとなる。ただ、米消費者物価指数ほどの注目度の指標は見当たらず、引き続きドルの上値は重くなりそうだ。 その他の経済指標は、香港失業率(10月)、カナダ住宅着工件数(10月)など。 発言イベント関連は比較的多い。ビルロワドガロー仏中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、ラガルドECB総裁、クノット・オランダ中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、デギンドスECB副総裁などECB当局者の予定が多く組まれている。英中銀ではラムスデン英中銀副総裁の講演が予定されている。米金融当局者は、バーFRB副議長、メスター・クリーブランド連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁、ウォラーFRB理事、クックFRB理事など。複数のイベントを掛け持ちする当局者もあり、情報量は多くなりそうだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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