きょうの為替市場はこの日発表の米雇用指標が労働市場の鈍化を示唆したことで、ドル売りが優勢となっている。しかし、それ以上に円が買われているようで、ユーロ円やポンド円といったクロス円の下げがきつい。今月に入って好調を続けている米株式市場が本日は上げを一服させていることも円の買い戻しを入れ易くしているようだ。 今年の円はG10通貨の中で最悪のパフォーマンスだが、曲がり角も迎えているという。軟調な米経済指標の発表が続き、本日の円は他の通貨をアウトパフォームし、米国債利回りの低下と伴に上昇している。原油相場が72ドル台前半まで下落していることや、ウォルマートが「今後数カ月で米国のデフレが顕在化する可能性がある」と警告したことなどが市場のリスク心理を冷え込ませている。 ただ、米経済の軟化は円ロング勢には有利なのかもしれないが、最近の日銀のコメントは、インフレ見通しがより安定するまで緩和政策は継続されると投資家に喚起しており、円の上昇は限られる可能性も指摘されている。 EUR/JPY 163.44 GBP/JPY 186.95 AUD/JPY 97.46 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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