(NY時間16:51)時間外 ギャップ<GPS> 15.60(+1.93 +14.12%) アパレルのギャップ<GPS>が時間外で大幅高。引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は減収が続いているものの予想ほどではなかった。旗艦ブランドのオールドネイビーが小幅ながらも予想外の増収となり、バナナリパブリックとアスレタの減収を相殺した。1株利益も予想を大きく上回っている。ガイダンスでは通期の売上高を1桁台半ばの減少と従来の見通しを維持した。粗利益率が前年から改善し、予想も上回ったが、これは商品調達戦略、航空運賃の値下げ、有利な商品契約、プロモーションの減少を反映したとしている。 今回の決算はディクソンCEOが業績改善に早くも成功していることを示した。同CEOはインタビューで「全体的に業績は好調だが、各ブランドには引き続き取り組むべき課題がある」と述べた。バナナ・リパブリックのマーケティングと商品構成の改善、そして、オールドネイビーの女性向けマーケティング活動の強化などを挙げている。特にオールドネイビーについては「トレンドに沿った強い反応を見ており、一貫性を持って取り組む必要がある」と述べた。 オールドネイビーとアスレタは今期15-20店舗の純増を計画し、ギャップとバナナ・リパブリックは引き続き約50店舗を閉鎖する見込み。 (8-10月・第3四半期) ・既存店売上高:-2.0%(予想:-8.7%) オールドネイビー:+1.0%(予想:-8.5%) ギャップ・グローバル:-1.0%(予想:-5.7%) バナナリパブリック:-8.0%(予想:-7.0%) アスレタ:-19%(予想:-8.3%) ・1株利益(調整後):0.59ドル(予想:0.19ドル) ・売上高:38.0億ドル(予想:36.1億ドル) ・粗利益率(調整後):41.3%(予想:39.0%) ・営業利益率:6.6%(予想:3.2%) (11-1月・第4四半期見通し) ・売上高:横ばい~若干の減少 (通期見通し) ・売上高:1桁台半ばの減少を維持 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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