東京株式(大引け)=160円高と反発、買い意欲強く3万3500円台回復

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 17日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前日の米株安を受け朝方は軟調に推移したが、買い意欲は強く売り一巡後はプラス圏に浮上した。

 大引けの日経平均株価は前日比160円79銭高の3万3585円20銭。プライム市場の売買高概算は14億3026万株。売買代金概算は3兆7492億円となった。値上がり銘柄数は1370と全体の約83%、値下がり銘柄数は262、変わらずは26銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは45ドル安と5日ぶりに反落。シスコ・システムズ<CSCO>やウォルマート<WMT>などの下落が響いた。この米株安を警戒し、日経平均株価も値を下げてスタートし、一時160円安に下落した。しかし、売り一巡後は値頃感からの買いが流入。後場にかけて一進一退が続いたが、引けにかけ値を上げ3万3500円台を回復した。業種別では、空運、精密、建設、陸運、鉄鋼が高く、一方、その他製品が安い。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>やトヨタ自動車<7203>、キーエンス<6861>が高く、三菱重工業<7011>と日本製鉄<5401>、日本郵政<6178>が堅調。商船三井<9104>や川崎汽船<9107>など海運株が高く、三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>といった商社株も堅調。村田製作所<6981>が高い。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>が軟調。アサヒグループホールディングス<2502>やニトリホールディングス<9843>、楽天グループ<4755>が値を下げた。

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