20日の東京株式市場で日経平均株価は反落。朝安後、下値に買いが入り一時、7月3日につけたバブル崩壊後の高値(3万3753円)を上回る場面があったが、買い一巡後は再び売りに押される展開となった。 大引けの日経平均株価は前週末比197円17銭安の3万3388円03銭。プライム市場の売買高概算は14億2836万株。売買代金概算は3兆6754億円となった。値上がり銘柄数は521と全体の約31%、値下がり銘柄数は1110、変わらずは28銘柄だった。 前週末17日の米株式市場では、NYダウは1ドル高と小幅高だった。米追加利上げ観測は後退しているが、上値も重い展開となった。この流れを受け、東京株式市場も利益確定売りで反落して始まったが、売り一巡後は買い直され一時3万3800円台まで上昇し、33年ぶりの水準に値を上げた。もっとも、高値圏では利益確定売りに押され、後場にかけて再びマイナス圏に売られた。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>といった半導体関連株が軟調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が安くソニーグループ<6758>や任天堂<7974>が値を下げた。三菱商事<8058>や信越化学工業<4063>、味の素<2802>が下落した。 半面、今期業績予想の増額修正を発表した東京海上ホールディングス<8766>は大幅高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も値を上げた。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>がしっかり。パナソニック ホールディングス<6752>や三菱重工業<7011>、リクルートホールディングス<6098>が値を上げた。 出所:MINKABU PRESS
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