NY原油市況=続伸、OPECプラスの追加減産の可能性で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2023/12     75.65       78.22       75.65       77.60        + 1.71
  2024/01     75.80       78.46       75.41       77.83        + 1.79
  2024/02     75.81       78.48       75.47       77.90        + 1.79
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
    315,878              800,649             1,559,701    ( - 42,586)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2023/12     284.95    + 7.70
                            2024/01     278.77    + 7.38
         改質ガソリン       2023/12     222.60    + 4.15
                            2024/01     219.72    + 4.28
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.71〜
1.79ドル高。その他の限月は0.30〜1.79ドル高。
 26日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合を控えて、追加減産の可能性
が浮上していることが買い戻しを誘った。最近の原油安や、来年の世界の景気悪化見通
し、パレスチナ情勢が背景となり、追加減産が検討されているもよう。ただ、主要産油
国が全体として生産を再び調整するのか、あるいは最近の傾向のように一部の産油国が
自主的に供給制限を実施するのかなど、事前協議はまだぼんやりとしている。
 人質の解放と引き換えにイスラエルとハマスが一時停戦する協議が米国の仲介のもと
で進んでいる一方、イスラエル軍による侵攻が続いていることは懸念要因。イランの最
高指導者ハメネイ師はイスラム国家に対して、シオニスト政権の犯罪を止めるには一時
的な断交が必要であるとし、これは義務であるとも指摘している。
 時間外取引から1月限は堅調に推移。通常取引開始後は78.22ドルまで一段高と
なった。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは続伸。原油高が手掛かり。
今日の材料
・石油の武器化を想定していない=米ホワイトハウス
・ドイツ政府、ガザ地区からの難民の受け入れを準備=独ビルト紙
・米カンファレンスボード発表の10月の米景気先行指数は前月比−0.8%と19ヶ
月連続で低下、リーマンショック時の22ヶ月連続の低下に迫る
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