NY原油市況=売り買い交錯、米感謝祭前で方向感薄れる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/01     77.65       77.92       76.92       77.77        - 0.06
  2024/02     77.69       78.04       77.04       77.92        + 0.02
  2024/03     77.59       77.98       77.02       77.88        + 0.05
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     326,432             562,867             1,541,757    ( - 17,944)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2023/12     292.49    + 7.54
                            2024/01     285.22    + 6.45
         改質ガソリン       2023/12     223.38    + 0.78
                            2024/01     220.80    + 1.08
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は売り買い交錯。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が
0.06ドル安〜0.02ドル高。その他の限月は0.25ドル安〜0.07ドル高。
 26日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合や、米感謝祭の休場を控えて
方向感が乏しかった。感謝祭を前にすでに休暇入りする市場参加者は多く、出来高はし
ぼんでいる。OPECプラスは追加減産を検討する可能性があると伝わっているもの
の、今週に入ってから生産量の調節についての続報が見当たらないことも模様眺めムー
ドの背景。
 サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、すべての国家に対してイス
ラエルへの武器や弾薬の供給停止を呼びかけた。イスラエルとハマスは一時的な停戦に
近づいていると伝わっているものの、パレスチナ情勢は依然として不透明。
 時間外取引で1月限は76.92ドルまで軟化したが、通常取引開始後は買い戻しが
優勢。下げ幅を消すと一時77.92ドルまでプラス転換した。ただ、上値は限られ
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。感謝祭前の買い戻しが続いた。
今日の材料
・10月のノルウェーの原油生産量は前月比6%増の日量177万7000バレル
・イランの原油生産量は日量340万バレル=イラン石油相
・来年3月までには日量360万バレルに到達へ=同上
・米原油在庫の市場予想は前週比150万バレル増
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