NY原油市況=下落、OPECプラスが会合を延期

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/ 1     77.77       77.97       73.79       77.10        - 0.67
  2024/ 2     77.92       78.11       73.98       77.25        - 0.67
  2024/ 3     77.87       78.05       74.00       77.23        - 0.65
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     702,917              483,113             1,549,244    ( + 7,487)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2023/12     288.91    - 3.58
                            2024/01     280.44    - 4.78
         改質ガソリン       2023/12     223.24    - 0.14
                            2024/01     219.58    - 1.22
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は下落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.67ドル
安。その他の限月は0.67ドル安〜変わらず。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合を26日から30日に延期したことを
受けて売り優勢となった。アフリカ諸国など一部加盟国の現在の産油水準とそれに伴う
減産の可能性を巡り意見の相違が生じたため会合を延期したという。また米週間石油在
庫で原油在庫が増加したことも圧迫要因になった。ただ減産期待は残っており、売り一
巡後は買い戻されて下げ一服となった。
 時間外取引で1月限は77.97ドルまで上昇したのち、もみ合いとなった。通常取
引開始後は石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合延期を受けて売り圧力が強まる
と、テクニカル要因の売りが出て73.79ドルまで急落した。その後は買い戻されて
77.15ドルまで戻した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油安を受けて売り優勢となっ
た。
*米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)0:30
原油 +870万(4億4805万)
ガソリン +75万(2億1567万)
留出油  −101.8万(1億0556万)
(クッシング地区)
原油 +85.8万(2587万)
*()は在庫総量
今日の材料
・イスラム組織ハマスとイスラエルは、パレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間停止する
ことで合意した。
・OPECプラスは閣僚会合を26日から30日に延期。
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