プラチナ市況＝プラチナが反落、ＮＹ安を引き継ぐ

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貴金属の相場表（帳入値と前営業日比）
　　　　　　   2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金　         9,556    +16     9,562    -7　　： 1,993.13    -6.68
銀　         114.0   -0.9     115.3   0.0　　： 2,369.00    -5.00
プラチナ     4,411    -34     4,349   -46　　：   917.50   -15.00
パラジウム   5,000      0     5,000     0　　： 1,049.73   -16.63
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　　　　　　15:15 現在　前営業日比　　　　　　　 15:15 現在　 前営業日比
ドル・円相場    149.27   +0.39　　ユーロ・ドル相場　　 1.0905  +0.0002
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【市況】
　プラチナ系貴金属（ＰＧＭ）は、プラチナが反落。プラチナはニュ−ヨーク安を受け
て売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の戻りを売られたことに上値を抑えられ
た。午後に入ると、円安一服が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の堅調が下支え
になった。パラジウムの商いは成立しなかった。
　前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが５３〜３４円安、プラチナスポットが５６
円安、パラジウムが変わらず。
　推定出来高は、プラチナが１万１４６６枚、プラチナミニが１１９５枚、プラチナス
ポットが３０１７枚、パラジウムが０枚。
【プラチナは米ＦＲＢの高金利長期化の見方が圧迫】
　プラチナ先限は４３３８円まで下落した。ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になっ
た。円相場は１ドル＝１４９円台後半で円安が一服した。
　プラチナは米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が高金利を長期間維持するとの見通しが圧迫
要因になった。ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル（ＷＰＩＣ）が２
年連続の供給不足見通しを示したが、ニューヨーク・プラチナは戻り高値を突破できず
に上げ一服となった。堅調な米経済指標を受けてドル高に振れ、戻りを売られた。ただ
上海プラチナの出来高が急増し、中国勢の買い意欲が強まったことは下支え要因であ
る。

【ロコ・チューリッヒ（ドル建て現物相場）】
　プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の９１５．５０ドルから、ドル安一服に
上値を抑えられた。午後に入ると、ドル安再開を受けて堅調となった。
MINKABU PRESS　東海林勇行

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