[今夜の視点]海外原油=続落か、需給の緩みを意識

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.61ドル安の74.93ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは74.69〜75.72ドル。
 今晩の海外原油は軟調か。30日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合を
控えて、追加減産の見送り観測が重しとなりそうだ。金融引き締めを背景に主要国の景
気は下り坂に入っているほか、来年の米景気悪化を懸念しなければならず、市場参加者
は需給の緩みを意識しているように見える。足元の年末商戦の行方がどうであれ、高水
準の金利負担で米経済は弱含んでいく可能性が高く、主要産油国が積極的・先制的に行
動しないのであれば、下値を探る場面が続くだろう。
<今夜の予定>
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 貿易収支 2023年10月(香港統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】11/28 00:00 新築住宅販売 2023年10月(商務省)
【農産】11/28 01:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】11/28 06:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
【商品】11/28 05:30 建玉明細報告(CFTC)
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