[本日の見通し]ゴム=売り優勢、円高や上海ゴムの戻りの鈍さを嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、売りが優勢となりそうだ。寄り付きでは、ドル・円が1ド
ル=147円付近まで円高に振れたことや上海夜間が小幅安で推移したことを受けて、
売りが先行する展開となった。その後も円高が進んだことから、売り物がちで推移して
いる。

 今日のJPXゴムRSS3号は、円高を手掛かりに売りが勢となりそうだ。活発限月
の5月限は、昨日、一昨日と270円台での引けたとなったが、今日は円高から、27
0円を割り込んで引ける可能性がある。
 その場合、夜間取引で付けた今日ここまでの高値271.3円が2番天井になる可能
性が出てくる。天然ゴムのファンダメンタルズ自体には、大きな変化はみられない。直
近の上昇に対する修正安を強いられることもありそうだ。

 上海ゴムの中心限月の1月限は、23日の取引で一時1万3810元まで軟化した
後、戻り場面はあるものの、1万4000元前後では、戻り売りを浴び、終値ベースで
1万4000元に乗せらずにいる。戻りの鈍さから、再度、売り叩かれるか注目した
い。

 午前9時55分時点の円相場は1ドル=146.85円付近で推移している。

 午前9時55分時点のゴムRSS3号活発限月の5月限は同1.0円安の269.7
円。今日の日中、予想される3月限のレンジは266.0〜272.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号5月限の予想レンジは250.0〜280.0円。
テクニカルからの下値支持線は261.9円(11月22日の安値)、上値抵
抗線は277.2円(一代の高値)。

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