[今日の視点]貴金属=金が反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金はニューヨーク高を受けて買い優勢とな
ろう。銀とプラチナ系貴金属(PGM)はニューヨーク安を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は0.50ドル高の
2025.00ドル、銀が37セント安の2389セント、プラチナが15.02ドル
安の917.00ドル、パラジウムは3.77ドル安の943.39ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=147.28/30円で、前営業日の
大引け時点から0.10円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が9600円前後、銀は114.0円前後、プラチナは
4190円前後、パラジウムは4600円前後。
【NY金は予想以下の全米雇用報告が支援】
 金はきのうの海外市場では、予想以下の全米雇用報告を受けて買い優勢となった。
 金は予想以下の全米雇用報告が支援要因になった。11月の全米雇用報告によると、
民間部門雇用者数は10万3000人増と、市場予想の13万人増を下回った。製造業
で減少し、労働市場の減速が示された。米国債の利回りが低下し、金の支援要因になっ
た。ただ市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げも織り込んでおり、全米雇用報告発
表後のドル安は一服した。
 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、10月の各国中央銀行の金購
入は42トンとなった。9月の72トンから減少したが、今年平均の34トンを上回っ
た。購入が目立ったのは中国が23トン、トルコが19トン、ポーランドが6トン。
 銀はきのうの海外市場では、ドル安一服をきっかけに戻りを売られた。
【NYプラチナはドル安一服などが圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安一服を受けて戻りを売られた。
 プラチナはドル安一服などが圧迫要因になった。11月の全米雇用報告が予想以下と
なり、米国債の利回りが低下した。ただ市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げも織
り込んでおり、ドル安が一服した。また中国勢が高値での買いを見送るなか、高値圏の
レンジ下限を割り込んだことも下げを促す要因になった。第3四半期の中国の企業業績
が悪化しており、中国株の売りが加速するとみられている。
<今日の予定>
・中国貿易収支 2023年11月(税関総署)
・独鉱工業生産指数 2023年10月(経済技術省)
・ユーロ圏域内総生産 2023年7-9月期確報(EUROSTAT)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米卸売在庫 2023年10月確報値(商務省)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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