NY原油市況=反発、サウジとロシアが減産呼びかけ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/ 1     69.76       71.63       69.50       71.23        + 1.89
  2024/ 2     70.00       71.81       69.75       71.44        + 1.85
  2024/ 3     70.05       71.97       69.99       71.58        + 1.77
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     565,589              762,671             1,659,213   (- 13,753)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/01     258.10    + 3.18
                            2024/02     255.08    + 3.27
         改質ガソリン       2024/01     204.98    + 4.86
                            2024/02     205.76    + 4.91
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が
1.85〜1.89ドル高。その他の限月は変わらず〜1.77ドル高。
 サウジアラビアとロシアが、石油輸出国機構(OPEC)プラスの加盟各国に対し、
減産合意に協力するよう呼び掛けたことが支援要因になった。ロシアのプーチン大統領
はリヤドを訪問し、サウジのムハンマド皇太子と会談し、共同声明で「エネルギー分野
での両国の緊密な協力関係と、石油市場安定のためのOPECプラスの取り組みが成功
した」と強調した。
 また11月の米雇用統計が事前予想を上回り、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値
が改善したことも支援要因になった。11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前
月比19万9000人増と、市場予想の18万人増を上回った。12月の米ミシガン大
消費者信頼感指数速報値は69.4と11月の61.3から5カ月ぶりに上昇し、8月
以来の高水準となった。米経済のソフトランディング(軟着陸)の見方を受けて米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ予想は5月に後退した。
 時間外取引で1月限は69.50ドルで押し目を買われると、70ドル台を回復して
堅調となった。通常取引開始後は71.63ドルまで上昇した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは反発。原油高や景気見通しの改善を受けて買い
優勢となった。
今日の材料
・米石油掘削リグの稼働数は前週比2基減の503基=米ベーカー・ヒューズ
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