NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   920.5      931.8       914.2       915.7    -  4.1
         (24/ 4)   927.8      939.0       921.8       923.2    -  4.1
 パラジウム  (24/ 3)   953.00     974.00      939.50      964.80   + 13.20
         (24/ 6)   972.00     972.00      972.00      971.60   + 13.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,953         30,205        78,418       (-     28)
 パラジウム          2,447          3,070        21,225       (+    211)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          36,404.93  + 157.06
      8日  144.98/99   1.0763/65   ・ナスダック         14,432.49  +  28.52
     11日  146.20/22   1.0764/66   ・10年米国債利回り      4.23      0.00
・NY原油  (24/ 1)   71.32 + 0.09  ・SPDR保有金残高    880.55      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは反発。前日比は、プラ
チナが4.9〜3.6ドル安、中心限月の1月限が4.1ドル安、パラジウムが
12.80〜13.60ドル高、中心限月の3月限は13.20ドル高。
 プラチナ1月限は反落。時間外取引では、金軟調につれ安となったが、欧州時間に入
ると、押し目を買われた。日中取引では、米国債の利回り上昇を受けて戻りを売られ
た。
 パラジウム3月限は買い戻されて下げ一服となると、株高を受けて堅調となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を918.4〜929.5ドルのレンジで推移し、前日
比9.5ドル高の929.3ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、金軟調につれ安
となったが、欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引は、931.8ドルまで上昇したのち、米国債の利回り上昇を受けて戻りを
売られた。時間外取引の安値を割り込み、914.2ドルまで下落した。
 米雇用統計で労働市場の堅調が示され、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が
後退したことが圧迫要因になった。ただ11月の米ニューヨーク連銀消費者調査による
と、ガソリン代と賃貸料の上昇率が鈍化するとの予想を反映し、1年先のインフレ期待
が約2年ぶりの低水準となった。米国債の利回り低下が一服した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を939.50〜960.50ドルのレンジで推移
し、前日比8.40ドル高の960.00ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、買
い戻されて堅調となった。
 日中取引は、米国債の利回り低下や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られ、
944.00ドルまで下落した。その後は、株高などを受けて買い戻されると、序盤の
高値を突破し、974.00ドルまで上昇した。
 8日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの21万4918オ
ンス、パラジウムは変わらずの4万3566オンス。
今日の材料
・中国国務院(内閣に相当)は、国内外の企業の取引を促進するための金融支援強化策
を公表した。18の施策を盛り込んだ。
・中国の工業情報省は、新エネルギー車(NEV)の既存モデルの90%以上が引き続
き購入時に優遇税制の対象になると発表した。
・国連貿易開発会議(UNCTAD)は四半期報告書で、2023年の世界貿易額は昨
年から5%縮小し、約30兆7000億ドルになるとの予測を示した。24年は全体的
に悲観的な見通しになるという。
・11月の米ニューヨーク連銀消費者調査によると、ガソリン代と賃貸料の上昇率が鈍
化するとの予想を反映し、1年先のインフレ期待が約2年ぶりの低水準となった。1年
先のインフレ期待は3.4%と、前月の3.6%から低下し、2021年4月以来の低
水準。
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