米CPIを受けてドル円が上昇 コア指数に物足りなさ=NY為替序盤

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうの為替市場はNY時間に入ってドルが買い戻されており、ドル円は145.75円付近で推移している。先ほど発表になった11月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%、前年比3.1%と予想通りの結果となった。エネルギー・食品を除くコア指数も予想通りの内容。

 発表直後に為替市場は一旦ドル売りの反応を見せ、ドル円も144円台に下落したものの、直ぐに切り返している。パウエル議長も動向を気にしている住居費を除くサービスインフレ、いわゆるスーパーコアが計算値で前月比0.4%と前回の0.2%から上昇したことは注目される。

 コア指数が予想通りではあったものの、前月比で伸びがまだ上昇しており、前年比でも高水準で推移している点は物足りなかったのかもしれない。

 ただ、市場は来年の米利下げ期待をさほど変えていない。きょうからFOMCが始まり、明日結果が発表される。物価上昇圧力は数十年来の高水準からは後退しているが、労働市場は依然として堅調で、個人消費と経済全体をけん引している。

 FOMCは金利を再び据え置く見通しだが、パウエル議長は恐らくこれまでのタカ派姿勢と、追加利上げの可能性も残し、利下げを行う前に物価上昇の持続的な後退を確認したい意向を改めて表明するとも見られている。しかし、市場も姿勢を変えないと思われるようだ。

*米消費者物価指数(11月)22:30
結果 0.1%
予想 0.1% 前回 0.0%(前月比)
結果 3.1%
予想 3.1% 前回 3.2%(前年比)
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 4.0%
予想 4.0% 前回 4.0%(コア・前年比)

・スーパーコア(住居費を除くサービス業)
結果 0.4% 前回 0.2%(前月比)

 なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は146円に観測。

12日(火)
現行付近にはなし

15日(金)
146.00 (15.6億ドル)
148.00 (12.3億ドル)

USD/JPY 145.78

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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