−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 2 1,993.2 - 0.5 シカゴ大豆 2024/ 1 1,323.75 -12.25 NY銀 2024/ 3 2,301.6 - 4.2 シカゴコーン 2024/ 3 485.25 + 3.75 NYプラ 2024/ 1 931.0 +15.3 NY原油 2024/ 1 68.61 - 2.71 NYパラ 2024/ 3 982.30 +17.50 ドル・円 145.56 - 0.58 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は1ドル=145.50円台推移 為替市場はNY時間に入り序盤、ドルが買い戻された。11月の米消費者物価指数 (CPI)は前月比0.1%、前年比3.1%と予想通りの結果となった。 発表直後に為替市場は一旦ドル売りの反応を見せ、ドル円は144円台に下落したも のの、直ぐに切り返した。前半はドル堅調も中盤から後半は戻り売り優勢となり、ドル 円は145.50円台で推移。 市場は来年の米利下げ期待をさほど変えていない。12日からFOMCが開催され、 13日に結果が発表される。物価上昇圧力は数十年来の高水準からは後退しているが、 労働市場は依然として堅調で、個人消費と経済全体をけん引している。 FOMCは金利を再び据え置く見通しだが、パウエル議長は恐らくこれまでのタカ派 姿勢と、追加利上げの可能性も残し、利下げを行う前に物価上昇の持続的な後退を確認 したい意向を改めて表明するとも見られている。 ◎NY貴金属=金・銀は買い続かず小幅続落、プラチナ系貴金属は上昇 ニューヨーク金、銀は総じて小幅続落。 金2月限は小幅続落。時間外取引では、11月の米消費者物価指数(CPI)の発表 待ちながら、ドル安から買い優勢となった。日中取引では、11月の米CPIが事前予 想通りの伸びにとどまり、来年の米金利引き下げ観測から上げ幅を拡大した。しかし序 盤で買いは一巡し、上げ幅を削る動きとなり、小安くなった。ドルが軟調に推移し、米 10年債利回り低下から下値堅く推移した。 銀3月限は時間外取引は買い優勢となった。日中取引は金が上げ幅を失う動きから弱 含みとなり、小安くなった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続伸。 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、金・銀堅調に支援され、買い優勢で推移。 日中取引では、金、銀の軟化が圧迫要因ながら米10年債の利回り低下、米国株の堅調 な値動きに支援され、934.8ドルまで上げ幅を拡大。この日の高値圏で引けた。 パラジウム3月限は続伸。時間外取引から買い優勢。日中取引は上げ幅を縮小した が、980ドル台を維持して引けた。 ◎LME=アルミ・銅は米株高などで小幅反発、ニッケルは続落 アルミ3カ月物は小幅反発。買いが先行し2121ドルと小確りで寄り付いた。その 後もアジア株高やドルの軟化を手掛かりにした買いが続き一時2143ドルまで浮上し た・しかし11月の米消費者物価指数(CPI)が米コア部門でインフレの継続を示し たことが嫌気されて売り優勢に転じ、終盤に2116ドルの安値まで値を落とした。た だ米株式市場が堅調地合いを維持したことで買い戻され、プラスサイドに転じて引け た。 銅3カ月物は小幅反発。8346ドルで小高く取引を開始。アジア株高やドル売りの 動きを受けて値位置を伸ばし一時は8395ドルに達したが、11月の米CPIが事前 予想に一致しながらもサービス部門の前月比が前月を上回ったことがコア部門でのイン フレの継続を意識させたことが重石となり8305ドルの安値まで値を落としたが、米 株式市場が堅調地合いを維持したことが手掛かりとなって買い戻されプラス圏を回復し て終えた。 ◎NY原油=急反落、米CPIで米政策金利の高止まり懸念強まる ニューヨーク原油は急反落。 11月の米消費者物価指数(CPI)の結果を手掛かりに、高水準の政策金利に据え 置かれる期間が長引くとの警戒感が強まった。世界最大の石油消費国である米国の景気 悪化や需要下振れ懸念が再び広がっている。11月の米CPIのコア前年比は +4.0%と前月から横ばいで、鈍化傾向が一巡している。13日の米連邦公開市場委 員会(FOMC)の結果公表を控えて、タカ派的な据え置きが続くとの警戒感が強まっ た。 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルは反落。原油安が重しとなった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は修正から軒並み反落、コーンは概ね小幅反発 大豆は軒並み反落。 ブラジル産地におけるこれまでの高温乾燥とこれによる作柄への影響が引き続き警戒 されるなか前日の高値を上抜く場面も見られたが、前日に大きく値を伸ばした後の修正 から売り優勢に転じた。米農務省(USDA)による大口成約の発表に対する反応も消 化され期近限月は2ケタ安を記録。 コーンは出来高の薄い期先4本以外が小幅反発。 前日に大きく下落した小麦が反動高となったことに追随する買いが見られた。ただ、 前日の高値を上抜くとすぐに売り直されたうえ、取引レンジは前日とほぼ同程度と方向 感に欠ける足取りにとどまった。 MINKABU PRESS
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