NYプラチナ市況=プラチナはドル安一巡で反落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)    966.3       973.2       943.5       952.6    - 15.3
         (24/ 4)    973.9       981.0       951.5       961.2    - 14.7
 パラジウム  (24/ 3)   1119.00     1206.50     1093.00     1202.40   + 81.00
         (24/ 6)   1110.00     1211.00     1110.00     1210.10   + 81.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         46,175        54,233        73,028        (-    602)
 パラジウム          8,773         7,752        20,906        (-    364)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           37,305.16 + 56.81
     14日  141.80/82   1.0992/94    ・ナスダック          14,813.92 + 52.36
     15日  142.25/27   1.0893/95    ・10年米国債利回り       3.91 - 0.03
・NY原油 (24/01)  71.43 - 0.15     ・SPDR保有金残高     877.67 - 0.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは反落。パラジウムは続伸。前日比は、プ
ラチナが15.3〜13.0ドル安、中心限月の1月限が15.3ドル安、パラジウム
が81.00〜86.40ドル高、中心限月の3月限は81.00ドル高。
 プラチナ1月限は反落。ウィリアムズNY連銀総裁が米利下げ開始観測をけん制した
ことが重し。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安は一巡した。来年、米連邦
準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するかどうかというよりも、現在の政策金利
がインフレ目標への回帰に十分かしばらく考える必要があるという。
 一方、米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、失業率は歴史的に見て急激に上昇する可
能性があると雇用環境に警戒感を示しつつ、3月利下げの可能性を排除しないと述べ
た。アトランタ連銀のボスティック総裁は、来年0.25%利下げが2回行われるとの
見通しを示したが、最初の利下げはインフレ率の継続的な進展を条件として7−9月期
に実施される可能性があると語った。ただ、ボスティック総裁は早期の利下げ開始に否
定的だが、米国のインフレ率は目標に程遠いが、予想以上のペースで改善しているとの
認識を示した。
 パラジウム3月限は続伸。前日に急反発した後も買い戻しが継続した。長期的な下落
基調の一服感が強まっている。
今日の材料
・来年の利下げ開始を想定も、大幅とはならない見通し=米シカゴ連銀総裁
・3〜6ヵ月先のインフレ率は、今後の議論において重要な指標=米アトランタ連銀総
裁
・新たなインフレ急騰のリスクは大幅に低下した=同上
・FRBが利下げを検討できるほどインフレ率が低下し続けているという確信を得るに
は、数ヵ月かかると予想される=同上
・利下げの検討はまだ時期尚早=マクレム・カナダ中銀総裁
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