きょうのユーロドルは緩やかな戻り売りに押されており、1.0935ドル付近まで値を落とす場面が見られた。下押す動きまではないが、市場のECBによる利下げ期待が根強い中で、1.10ドル台には慎重なようだ。ECB理事からは早期利下げに否定的な見解が相次いでいるにもかかわらず、短期金融市場では4月の利下げ開始を完全に織り込み、3月までの可能性も50%程度の確率で見ている状況。 ただ、エコノミストからは慎重な声も聞かれる。ECBが利下げを開始する時期はインフレが主な決定要因となり、そのインフレ見通しは来年前半の利下げ開始を正当化していないという。ECBがインフレ鈍化に成功したことは間違いないが、いま問われているのはインフレを目標に戻すという「ラストワンマイル」を達成するために、ECBがどれだけの期間制限的であり続ける必要があるかということだという。 同エコノミストはまた、来年後半にECBは2回の利下げだけに留めると予想している。その慎重な見通しの主な理由としては、インフレが最近のペースで低下し続けると見込んでいないためだとしている。 EUR/USD 1.0957 EUR/JPY 157.62 EUR/GBP 0.8650 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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