【これからの見通し】ドル安の大枠の流れの中、クリスマス控えて値動きは次第に収束へ 先週の米英欧などの中銀金融政策発表、今週の日銀金融政策決定会合などの注目イベントを通過して、ドル売り圧力は根強く残っている。昨日は英インフレ指標の伸び鈍化で英国債利回りが大きく低下、米独債利回りの低下につながった。市場では、主要国の来年の利下げ開始を当然のことのように織り込んできている。その開始時期観測については、データ次第で前後することはあるが、ショック的な材料が出現しなければ各主要中銀の利上げはピークアウトしたとのコンセンサスが形成されている。 日銀については、逆にマイナス金利解除やYCC撤廃といった正常化への思惑が付いて回る。ただ、植田日銀総裁は、来年の春闘がカギと明言し続けており、その時期までは現行の緩和策が継続する可能性が高いだろう。足元では神田財務官が、「為替市場、米利下げ期待の高まりなどで今はドル安基調」と発言しており、日本のインフレ動向や日銀関連の思惑についてはあえて触れていないようだ。 ドル指数の流れをみると、11月以降のドル安の流れが健在だ。ただ、先週後半からは連日の上下動となっており、一段の低下の動きは一服している。上値抵抗を意識しつつ、クリスマス後の動き出し待ちの状況になってきているようだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、香港経常収支( 第3四半期)、香港消費者物価指数(11月)、トルコ中銀政策金利(12月)、カナダ小売売上高(10月)、米実質GDP(確報値)(第3四半期)、米新規失業保険申請件数(12/10 - 12/16)、米フィラデルフィア連銀景況指数(12月)、米景気先行指数(11月)など。 発言イベント関連では、レーンECBチーフエコノミストがイベントに参加、米5年インフレ連動債(TIPS)入札(200億ドル)が実施される予定。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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