25日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸。海外の主要市場はクリスマス休暇で、様子見姿勢が強まるなかハイテク株などが底堅く推移した。 大引けの日経平均株価は前営業日比84円98銭高の3万3254円03銭。プライム市場の売買高概算は9億5278万株。売買代金概算は2兆4958億円となった。値上がり銘柄数は632と全体の約38%、値下がり銘柄数は984、変わらずは43銘柄だった。 前週末22日の米株式市場では、NYダウが小幅に反落したものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行する展開となり、日経平均株価は一時200円を超える上昇となった。しかし、今晩は海外の主要市場はクリスマスの祝日で休場となるなか、市場参加者は限られ全体相場は薄商いだった。半導体関連株などが底堅く推移したが、海運株が急落したことも警戒された。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、ソシオネクスト<6526>やルネサスエレクトロニクス<6723>が堅調。ソニーグループ<6758>や村田製作所<6981>がしっかり。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が値を上げた。トヨタ自動車<7203>や三菱重工業<7011>、武田薬品工業<4502>が買われ、オリエンタルランド<4661>やニトリホールディングス<9843>が上昇した。 半面、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>といった海運株は運賃上昇の思惑後退で急落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も軟調だった。東京電力ホールディングス<9501>や資生堂<4911>、スズキ<7269>も売られた。日本製鉄<5401>や三菱ケミカルグループ<4188>、日産自動車<7201>、楽天グループ<4755>も値を下げた。 出所:MINKABU PRESS
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