きょうのドル円は欧州勢がクリスマス休暇中で休みの中で、142円台での小幅な値動きに終始している。NY市場はクリスマス明けで実質的に来年に向けての相場スタートとなる。エコノミストからは来年は各国でインフレが正常な水準に戻るとの見方が少なくない。2024年末までには大半の主要国でインフレは目標値かそれに近い水準に達しているはずだという。インフレ低下は家計の購買力を高め、中銀の利下げを可能にすることから、成長をサポートするというのが楽観的なソフトランディングのシナリオだ。 米インフレはFRBが重視するPCEデフレータで2.2%まで鈍化するとの見通しも出ている。先週発表の11月のPCEデフレータは総合指数で2.6%まで鈍化し、コア指数も3.2%まで鈍化している。 すでに市場はそれを先取りし、FRBは来年3月に利下げを開始し、0.25%ずつなら5回以上の利下げを織り込んでいる。中には利下げ開始はもう少し後ずれするものの、大幅利下げがあるとの見方も出ている模様。 一方、日銀は逆に利上げが期待されている。ただ、マイナス金利を解除するのが精々で、0.50%、1.00%と引き上げることは難しいと見られているようだ。来年前半にマイナス金利を解除した後はしばらく様子を見ると予想されている模様。 年前半はドル売りが優勢となり、ドル円も下押し圧力が強まるものの、後半にかけてはドル買いが復活し、日銀の利上げ期待も後退することからドル円は上向きに反転するとのシナリオも出ているようだ。 USD/JPY 142.54 EUR/JPY 157.15 GBP/JPY 181.09 AUD/JPY 97.09 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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