【本日の見通し】ドル高継続見込み、ドル円は介入警戒感が上値を抑えるか ドル高の流れが優勢。ドル円は介入警戒感が広がるものの、ドル主導での動きとなっており、じりじりとしたドル高が続いている。先週の米物価統計が軒並み予想を上回った。注目度の高い消費者物価指数(CPI)の強さに加え、先行性のある生産者物価指数(PPI)が予想を大きく上回りサプライズな水準まで伸びが強まったことなどが、米国の年内利上げ期待につながっている。 米国とイランの交渉が行き詰まっているように見られることも、ドル買いを支えている。原油先物の動きなどを見ながら、有事のドル買いを意識した動きが今週も入りそうだ。 ドル円に関しては介入警戒感と6月の日銀会合での利上げ期待からの円買いが上値を抑える展開となりそう。日本銀行の増一行審議委員が14日の鹿児島県での講演で「景気下振れの兆しがはっきりとした数字で表れないのであれば、できる限り早い段階の利上げが望ましい」と述べており、6月の利上げを期待する動きが広がっている。同委員は中立派と見られており、4月の会合では6対3での据え置きとなったが、同会合では増委員は据え置きに投票した6名に入っていた。中立派の委員からの利上げ示唆発言に、日銀内での物価高への警戒感などが印象付けられており、市場は日銀の早期利上げと年内複数回利上げへの期待を強めている。こちらは円買いの材料となる。 ドル買い、円買い両サイドの材料に挟まれ、ドル円は動きがある程度抑えられそう。目先の勢いはドル買いが勝るとみられ159円台トライの可能性が十分にあるが、160円トライには慎重になりそうだ。 ユーロドルは、ドル全面高の中、金曜日の市場で1.1617ドルまで下げる展開となった。この後も戻りが鈍い展開が見込まれ、ドル高がもう一段進む可能性がありそう。ECBも早期利上げ期待が広がっており、ユーロの支えとなっているが、ドル買いの勢いが勝っている。1.15台を付ける流れが見込まれる。 ユーロ円はドル主導でやや不安定な動きか。184円台を中心に方向性を探る展開と見られる。 ポンドドルはユーロドル同様にドル高が上値を抑えている。地方選での与党惨敗を受けた政治的混乱に対する警戒感もポンドの重石となっている。1.3300ドルを割り込んで下げる可能性が十分にありそう。 ポンド円は211円台中心の推移。ドル主導でやや不安定な面も、ポンド自体の売り材料もあり、ユーロ円よりは下方向の圧力が強そう。210円台をトライする可能性があるとみている。 MINKABUPRESS 山岡
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