29日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。年内最終の大納会で様子見姿勢も強く、上値の重い展開が続いた。 大引けの日経平均株価は前日比75円45銭安の3万3464円17銭。プライム市場の売買高概算は12億8510万株。売買代金概算は3兆818億円となった。値上がり銘柄数は1050と全体の約63%、値下がり銘柄数は544、変わらずは64銘柄だった。 前日の米株式市場では、NYダウは3日続伸し最高値を更新した。ただ、ナスダック指数は下落と高安まちまちだった。こうしたなか、日経平均株価は値を下げてスタート。一時はプラス圏に浮上する場面もあったが、東京市場は今日が大納会で明日から年末・年始の連休に入ることもあり、積極的な売買は手控えられ持ち高調整の売りに押される展開となった。半導体関連株や海運株などが軟調だった。自動車株などは堅調だった。 個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>が安く、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>も値を下げた。キーエンス<6861>やニデック<6594>が軟調。日本製鉄<5401>や三井物産<8031>、INPEX<1605>も下落した。 半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が高く、ダイキン工業<6367>やソシオネクスト<6526>、楽天グループ<4755>が堅調。任天堂<7974>は2007年につけた上場来高値を16年ぶりに更新した。デンソー<6902>やメルカリ<4385>も値を上げた。 出所:MINKABU PRESS
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