9日前引けの日経平均株価は前営業日比481円21銭高の3万3858円63銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億6986万株、売買代金概算は2兆1691億円。値上がり銘柄数は1314、対して値下がり銘柄数は316、変わらずは27銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場はリスク選好の流れが一気に強まった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、米長期金利の低下を背景にハイテク株への買い戻しが強まったことを受け、東京市場でも半導体関連などを中心に投資資金の流入が加速した。日経平均は一時600円を超える上昇で3万4000円台目前まで上値を伸ばす場面があった。前引けは伸び悩んだものの、昨年7月3日の昨年来高値は上回った水準で着地している。値上がり銘柄数は全体の約8割を占め、売買代金は2兆円を上回るなど活況だ。 個別では東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が高く、ソシオネクスト<6526>も買われた。キーエンス<6861>も値を上げた。ファーマフーズ<2929>、オプティム<3694>が急騰、リケンNPR<6209>も大幅高に買われた。半面、川崎汽船<9107>が利食われたほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが軟調。日本製鉄<5401>も売りに押された。このほか、ファインデックス<3649>、稲畑産業<8098>などの下げが目立つ。 出所:MINKABU PRESS
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